理事長所信

公益社団法人黒部青年会議所2017年度理事長所信

スローガン
「知行合一 ~物事に深い感銘を受け、強く心を動かそう~」

【はじめに】

終戦後、荒廃した日本の再建を目標に各地で青年会議所が設立されました。そして黒部の地においても誇り高き志を持った青年が集い643番目の青年会議所として黒部青年会議所が設立されました。青年会議所が掲げる「奉仕・修練・友情」の三信条の元、社会の諸問題を解決し明るい豊かな社会の実現を目指した先輩諸兄の功績は非常に大きなものがあります。我々も三信条を常に念頭に置き、先輩諸兄に負けない今の時代に合った運動・活動を続けていかなければなりません。そのために、青年会議所の運動・活動に対して真摯に向き合い、前向きに責任感をもって何事にも真剣に取り組んでいくという想いを全員に共有して頂きます。そして切磋琢磨することで個々の成長につなげ、我々の持つ知識と行動で明るい豊かな社会の実現を目指すために、地域の人々と手を取り合い、全力で取り組み、多くの人々が様々な物事に深い感銘を受け、強く心を動かす一年とするために邁進します。

【個人の成長と会員拡大】

一人のJAYCEEとして運動・活動をするなかでどのようなことをしていけばいいのだろうかと考える会員もいるのではないかと感じます。まず大切なことは、人としてどうすべきかをよく考え正しい知識と行動力を身に付けることではないでしょうか。その過程のなかで個々の意識改革と資質向上を行うことで社業や地域の発展に貢献できる人に成長するのだと考えます。そして、一人ひとりが黒部青年会議所の存在意義や価値、運動・活動を理解し、今、直面している様々な課題を共有し解決に向けて行動することで更に魅力のある人へと成長していきましょう。

また、志を同じくする会員の拡大は青年会議所の運動・活動を幅広く、深く展開していく上で必要不可欠です。全国で、そして黒部青年会議所でも会員数は減少の一途をたどっています。新入会員が入らなければ3年後には会員数30名を下回るという現実を直視し、会員一人ひとりが危機感をもって会員拡大を行っていくことが重要です。

【北方領土問題に思うこと】

北方領土は我が国固有の領土であるにも関わらず1945年からソ連に不法占拠され、ロシアとなった現在もその状況が続いています。政府も返還要求運動の全国的な発展・強化を図るとともに、北方領土問題解決のための諸施策を推進してはいますが、残念ながら解決に向けての具体的な道筋は見えておりません。私たちがすべきことは、北方領土問題解決に向け正しい知識と見解をもち、行動により民意をあげることではないでしょうか。そのためには、北方領土問題だけに特化するのでなく、他地域及び他国が領土問題解決に向けてどのように行動したのかを紐解くことや、青年会議所が行ってきた事業を参考にして今の時代に合わせた手法を用いて、民意を変えるような一歩を踏み出し、民意を高める必要があると考えます。

【地域の魅力創出と青少年育成への想い】

日本全国で問題となっている少子高齢化、人口減少はここ黒部でも起こっています。そのような環境のなか、これからの黒部の発展には何が必要なのでしょうか。それは、黒部にあるイベントや名所など地域が持っている存在資源のポテンシャルをあげていくことで交流人口を増加へと繋げることです。過去から、そして現在も我々を含めてさまざまな団体が地域の存在資源を活用し魅力発信を続けていますが、さらに活かしていく余地がまだまだ残されています。点と点で発信するのではなく、線で結んで相乗効果を生み出しより大きな存在資源として魅力を発信し、市内外の人々に興味、関心をもって頂くことが重要だと考えます。そしてより洗練された「地域の魅力」となることで黒部の人々の郷土愛や誇りを育み、やがて心を動かす原動力となり、交流人口を増加させていきます。

また、これからの黒部そして日本を担う子供たちの育成を我々は引き続き行っていかなければなりません。幼少期の頃に覚えたことは大人になっても必要なことが多く、人格が形成される部分であります。その時期に他人を気遣う気持ち、何かをやり遂げる一生懸命な気持ちといった心を育てることが地域に必要な人をつくることに繋がると考えます。そのためには、我々の行う事業を通じて心を育て、どのような苦難が訪れようとも乗り越えられる人になって頂くことが重要です。

【黒部青年会議所の基盤と要として】

黒部青年会議所は創設以来、多岐にわたる事業を展開して、運動・活動を発信し地域の明るい豊かな社会の実現に貢献してまいりました。それが実現できたのは、組織を足元よりしっかりと固め、堅実に運動を展開し、発信を続けてきた成果に他なりません。今後も対外・対内への情報発信、理事会の設営、会計管理、渉外等の各庶務を行い、黒部青年会議所の基盤となる機能運営をする総務が必要であります。そして、他の委員会と連携し円滑に進めることで、組織内での要としての役割を果たすことが重要です。また、過去の運営ノウハウを引き継ぎつつ、広報のあり方や時代に即した方法を新たに積み上げて、基盤と要の役割を果たしよりよい黒部青年会議所を構築していきましょう。

【出向への想い】

本年も黒部青年会議所を代表して多くの会員が日本青年会議所、北陸信越地区協議会、富山ブロック協議会へと出向します。出向とは黒部青年会議所にいただけでは決して交わることのない会員がいます。育った地域や環境の違う会員とともに運動・活動を展開することは、自分自身を磨く絶好の機会であります。また、一歩を踏み出した会員には出向という運動から多くの感動や達成感を経験してほしい。そして、その経験をぜひ黒部青年会議所に持ち帰ってほしい。黒部青年会議所を代表して出向する会員が増えるということは紛れもなく黒部青年会議所の財産です。また、出向者がどんな活動をしているのか、そもそも出向とは何なのかということに触れる機会は、必ずや我々の貴重な学びとなると考えます。

【40周年の節目として】

脈々と受け継がれてきた黒部青年会議所は今年で設立から40年を迎えました。その間、常に志を同じくする者が集い、率先して取り続けた行動は社会の原動力となってきました。まずはここまでバトンをしっかりと引き継いでくださった先輩諸兄に感謝を表したいと思います。そして節目の年だからこそ黒部青年会議所の歴史を紐解き、先輩諸兄は現役時代に一体何を感じ、どんな想いがそこにあったのかを知ることが活動歴の浅い会員の多い我々に必要なことです。守るべきところは守りつつ、得た知識と行動で新しい黒部青年会議所を創造していきましょう。

そして、黒部青年会議所の目指す地域の未来の形を市民と共有し、ベクトルを合わせて行動することがこれからの我々の運動を促進させる起爆剤となるはずです。この先、未来永劫存続し続ける団体、それが青年会議所であります。その自信と誇りをもって周年を迎えましょう。

【結びに】

40歳までの限られた時間でどのように自分自身の成長につなげるかはそれぞれ違いますが、まずは行動することが大事ではないでしょうか。失敗を恐れて行動を起こさないよりも、行動を起こし失敗を経験する方が素晴らしいことだと考えます。行動したことによって知識が増え、物事に深い感銘を受けて強く心を動かし、自分自身の成長につながり、のちに会社や地域を支えていく力となります。決して何事にも逃げることなく知識と行動を以って、チャレンジをしていきましょう。目の前に成長というチャンスがあるならばつかみ取ってほしい。限られた時間であるからこそ行動を常に起こし、成長へとつなげることでさまざまな困難を乗り越えられる組織を作り、明るい豊かな社会を目指していきましょう。

基本方針

1.会員の資質向上と活動支援に関わる事業の実施

2.会員全員で取り組む会員拡大の実施

3.民意をあげる北方領土事業の実施

4.地域の魅力創出事業の実施

5.青少年に感動を与える事業の実施

6.円滑な組織運営

7.創立40周年記念式典及び事業の実施

8.理事長基本方針に基づく事業の実施