2024年 委員会基本方針

本年度、黒部青年会議所の委員会基本方針をご紹介いたします。

まち・青少年育成委員会基本方針 

委員長 中田 安昭

 

黒部市には、黒部峡谷をはじめ、黒部川扇状地湧水群、富山湾など多くの魅力的な大自然が存在します。この地域価値は、青少年育成にとっても重要な環境教育や心身の健康づくりの要素を持っています。しかし、現代の子どもたちは、生活環境の変化で屋外での遊びが減少しています。将来子供たちが黒部の魅力を広く発信し、まちの活性化に寄与できるよう自然を知り触れ合う機会が必要です。

 まずは、子供たちに自然への関心を高めていただくために、自然に触れ合うことの楽しさを体感できる事業を実施します。自然を活かした事業を行うことによって子供たちは新たな発見、気づき、学びを得ることができます。そして、自然に触れ合うなかで子供たちには黒部の自然の大切さを知っていただきその気づきによって自然愛護の心を育む活動、運動を展開します。また、より子供たちに事業を親しみやすいものとするために、黒部の自然と遊びをテーマとしたアンケート調査を行い結果を事業の内容に反映します。さらに、屋外で体を動かす楽しさをより知っていただくために、例会では講師をお呼びし、自然を活かした遊びを体験できる機会を設えます。屋外での遊びは体力がつくことの他に、思考力、想像力、集中力などが育ち、脳や心の発達にも良い影響がたくさんあると言われています。また、屋外の遊びを通して、子供たちには家族と過ごす家とは違い、様々な人たちと関わりコミュニケーションをとっていく中で、協調性や社会性、積極性を身につける場を提供します。

 無限の想像力と創造力を持つ子供たちの貴重な経験は大人になっても記憶として残り続けます。その経験から自発性を養い、故郷の魅力は後世へと繋がっていき、黒部の活性化に貢献すると確信しています。



【年間事業計画】

1. 例会の企画・運営(10月)

2. 事業の企画・運営

3. まちづくり協議会への協力

4. 社会福祉協議会への協力

5. 会員の拡大

経営・人財委員会基本方針

委員長 中林 琢磨

社会の経済的な価値観の変化に伴って企業や個人もその変化への対応が求められています。しかし、多くの人々は将来の不安からリスクを取ることを恐れ、新しいことにチャレンジすることができなくなっています。そこで、経済的価値観の変化が大きくなった時代において新たな青年経済人の発掘、さらに既存の企業もその変化に対応し、持続可能な経済活動をしていく必要があります。 

 まずは、既成概念にとらわれない自由な経済活動に挑戦するマインドを創出するために、起業や新規事業に知見のある講師の例会を行います。自分で仕事を創るということを学ぶことにより前向きに物事を考え挑戦するきっかけづくり、従業員と経営者の相互の気持ちの理解や、リーダーシップの重要性についても理解が深まります。そして、挑戦するマインドを持っていただいた上で、現実的なビジネスの可能性を開拓します。また、新しい事業にチャレンジするにはお金が必要な場合が多いです。貯める、借りるだけでないお金のつくり方を学び、資金を調達する具体的な方法を知ることはビジネスだけでなく生活する際にも、様々な挑戦の機会損失を防ぐことにつながります。さらに、持続可能な経済活動ができる人財を育成するため、社会的な変動が急速な昨今において最適な経営の考え方、リスクヘッジを学びます。それによってリスクを許容しつつ持続可能な経済活動ができるようになるだけではなく、新しい事業にチャレンジする不安が薄れるため、より多くの人々が挑戦の機会を創出しやすくなります。

 1年の活動を通じて、事業を創り、持続可能なものにしていくための方法を知ることで、時代に合わせた価値観を持つ青年経済人が増えることにつながります。この取り組みが経済的に地域全体の発展に寄与することを確信いたします。



【事業計画】

1.新年祝賀会の企画・運営(1月)

2.例会の企画・運営(7月)

3.事業の企画・運営 

4.会員の拡大

アカデミー委員会基本方針

特別委員長 山口 朋文

 

 

 「人を育て、地域社会の発展と繁栄に寄与する」ことが黒部青年会議所の目的の一つです。社会のあり方が日々変化し、会員の減少が進む今、地域の発展と繫栄に寄与するためには私たちもこれまで以上に変化を恐れず挑戦する組織を目指す必要があります。活動・運動を通じて会員一人ひとりが楽しみながらもより主体的に既存のやり方に捉われず自由な発想で考える土台「気付く」という素養を作ることが大切です。

 まずは、黒部青年会議所の魅力を会員それぞれが再認識するために近隣3LOMでの合同例会を通じて、他LOMの会員と触れ合う機会を提供します。他の組織を知り、比較することで自らの属する組織をより深く知ることができます。そして、受け継がれてきた黒部青年会議所の今をはっきりと把握するためにシニア交流会を行ない、多くの先輩方との会話の中からこれまでの活動・運動や歴史について理解を深めると共に、これまでの黒部青年会議所を築いてこられた先輩方と親睦を深めます。さらに、今実際に会員が求める学びを得るために、調査を実施することで会員のニーズを把握し、それに適した交流会を実施します。また、これからの黒部青年会議所を担う会員に成長・気付きの機会を提供するため、富山ブロックアカデミーに参加し、LOM間の垣根を越えて新たなつながりを創出します。さらに、新入会員など歴の浅い会員を中心に青年会議所活動の本質を知り、取り組むことで得られる経験を知っていただく機会を提供することで、活動・運動に取り組む姿勢をより前向きに促します。

 青年会議所での成長は活動・運動を通じた結果以上に、過程で得た一つひとつの気付きの中にあります。当委員会の活動・運動は会員それぞれに気づきの機会を提供し、自ら考えて行動できる人財を育み、より主体的に行動できる黒部青年会議所を実現します。

 

【事業計画】

1.例会の企画・運営(1回 4月)

2.シニア交流会の企画・運営(11月)

3.事業の企画・運営(1回)

4.富山アカデミーへの参加

5.会員の拡大・育成

総務・広報委員会基本方針

委員長 杉木 宏章

 黒部青年会議所は47年目を迎えます。諸先輩方が実施されてきた会議や活動等は時勢に合わせて工夫とともに積み重ねられ、現在の組織運営に役立てられています。近年は会員減少という問題を抱える中、会員一人ひとりの負担も増えています。組織として「枠にとらわれず、自由な発想」でより良い運動をしていくには、総務・広報委員会が全体の要として情報収集や発信に従事して運営効率向上や連携強化を実現することが求められます。

 まずは定款及び諸規則を周知、理解した上で総会や理事会議をはじめとする諸会議の設営及び運営に尽力します。理事会議に参加し易くするためハイブリッド会議を取り入れることで会員の負担を軽減して議案に向き合う時間を増やし、参加率を高める事で会議の質向上を目指します。また諸議案が審議される理事会議を円滑に進行できるよう、GoogleDriveを活用し各資料を会員が共有できる環境を整備し効率良い有意義な会議を開催できるよう努めます。そして会員一人ひとりが活動しやすいようコミュニケーションの促進に励み、組織運営の基盤として各委員会の活動をサポートします。広報活動により例会や事業を盛り上げ、活動環境をより良く整備するように努め、富山ブロックや他LOMなどの情報を収集して、会員に発信します。さらに広報面では地域の方々に興味を持っていただけるようホームページやSNSでの発信を活用して、状況に応じた情報配信に努めます。また、透明かつ健全な財務関係やSNS等の適正な運営を実現するため、例会や事業等の予算計画並びに決算内容のコンプライアンス遵守を厳正に審査し管理を行います。
 総務・広報委員会が黒部青年会議所の要となり、基盤を構築していくことで各種会議や委員会活動を充実させ会員全体のつながりを強くします。そして真摯に総務・広報活動に取組むことで組織の礎となり、会全体を盛り上げることができると確信します。

 

1.基本資料の作成

2.理事長就任式の企画・運営(1月)

3.総会の企画・運営(3回 2月・8月・12月)

4.例会の企画・運営(11月)

5.ホームページ、SNS、YouTubeの運営管理

6.財政管理及びコンプライアンス管理

7.諸会議の設営・運営

8.会員の拡大

 

法人格検討委員会基本方針

特別委員長 川本健太

黒部青年会議所は、卒業された先輩の皆様、黒部市民の皆様に支えられ、黒部をより良くしようと様々な活動・運動を行いながら、47年目を迎えました。しかし会員数の減少に伴い、2014年より行ってきた公益社団法人での運営が難しくなっております。これまでのように黒部をより良くしていく活動・運動を行っていけるよう、一般社団法人への変更に向け動きを進め、未来へ黒部青年会議所を引き継いで行くことが必要です。

 法人格検討委員会では、黒部青年会議所を未来へ引き継いでいくために一般社団法人への法人格の変更を目指すとともに、変更への理解を深める活動を実施します。まず、黒部青年会議所の法人格について現状からなぜ変更が必要なのか理解を深める勉強会を実施し、公益社団法人と一般社団法人の違いやそれぞれのメリットデメリット、法人格への変更に伴う手続きをどのように行うのか、他のLOMの実例を知っていただき、一般社団法人への変更に理解を深めていただきます。また一般社団法人への変更に向けて、準備を進めます。法人格の変更には、多くの事務作業や財政面での調整、各機関との調整など多くの作業が必要となります。法人格の変更が適切な時期に、スムーズに行えるように、多くの皆様のご協力を得ながら準備を進めます。さらに一般社団法人への変更にあたって、どのような手続きを行っているのか資料などを随時会員の皆様に共有し、法人格の変更に向けての進捗状況を知っていただくとともに、法人格検討委員会への理解を深めていただきます。

 黒部青年会議所は高い志を持ちながら、長い歴史を紡いでまいりました。一般社団法人

への変更に向け準備を進めてゆき、黒部をより良くする活動・運動を行える組織体系を作

ることが黒部青年会議所を未来へ引き継いで行くことにつながります。



【事業計画】

1.法人格変更に伴う庶務全般

2.法人格変更に伴う勉強会の開催(2月)

3.会員の拡大