2022年 委員会基本方針
本年度、黒部青年会議所の委員会基本方針をご紹介いたします。
青少年育成委員会基本方針
委員長 経塚 泰寛
SNS、WEB会議などのツール普及で、人との繋がりが容易になりました。一方、ツールでのコミュニケーションは意思疎通が図りづらい側面を有し、対面コミュニケーションの重要性を再認識させられました。生活は便利になりましたが、まちは以前の活気を取り戻しておらず、子供たちが地域での活動を通し対面で学びを得る機会は減っています。我々が地域と子供たちを繋ぎ、子供たちが地域で学べる場を創出する必要があります。
まずは、対面でのコミュニケーションの機会が減少した今、活気あるコミュニケーションの場を提供するため、我々は目的を共有し運動します。学びの場を創出する側として、事業計画から運営を通して「楽しみ、自発的」に動くことで、参加者の自発的なコミュニケーションを促します。このような環境で得られた経験や能力は、一時的なものではなく参加者の心に刻まれます。そして、多角的な視点で事業を行うために、我々と同じく日頃から地域への想いを持って運動する行政や他団体と連携することで、規模の面での充実を図ることができます。これにより青年会議所単体では築くことの出来なかったより魅力的な事業を展開し、街に大きなインパクトを与えるとともに活気を創出します。さらに、昨年から再開されたわんぱく相撲では、目標に向け頑張る子供たちを全力でサポート致します。青年会議所が開催してきた意義を理解、共有し運営します。国技である相撲を通じて、礼を学び、努力することや思いやり、社会生活で必要な能力の成長の場を子供たちに与えます。
我々が創出する地域のなかでの子供たちの学びや経験の機会は、必ずまちの成長や活気に繋がります。どんな暗い情勢をも跳ね返し、明るく笑顔溢れる、今まで以上に活気ある黒部の未来になると確信しております。
【事業計画】
- 例会の企画・運営(2回 5月・10月)
- 事業の企画・運営(1回)
- 新川地域精神保険福祉推進協議会 交流会への協力
- まちづくり協議会への協力
- 黒部市社会福祉協議会への協力
北方領土委員会基本方針
委員長 村田 基
北方領土が旧ソ連に不法占拠され77年が経過しましたが、世界情勢に翻弄され、北方領土問題解決の糸口は見えていません。問題の長期化が進み、元島民の方々が減少していく中で、どのように市民の意識を高め北方領土問題を次世代につないで行くかが課題となっています。この問題の解決に向けて一人でも多くの市民に北方領土問題を自分ごととして捉えていただく取り組みが必要です。
まずは、北方領土問題が風化することを防ぎ、次世代へと引き継いでいくためには、若い人たちがこの問題に関心を持つ必要が有り、どのような取り組みが有効的であるかを模索し、検討していきます。より効果的な取り組みを行うことで、若い人たちに問題解決への理解と知識を得ていただきます。そして、北方領土問題をより多くの皆様に知っていただき、他人ごとではなく自分ごととして捉えていただくために、参加者にとって理解しやすいコンテンツを使い、当時の島民の方々や引揚者の方々がどのような心境であったのかをご理解いただく例会を実施いたします。元島民や引揚者の高齢化が進む中で、当時の心境を知る機会は貴重です。この機会を参加者に提供することで 参加者自身が当事者の立場になって考えていただき、北方領土問題への意識を高めます。さらに、より多くの市民の方々に北方領土問題解決への理解と関心を持っていただくために、北方領土に関する歴史やこれまでの問題解決への取り組みなど、様々なコンテンツを用いて情報を発信する啓発事業を行います。北方領土に興味を示していただくことで、より多くの市民の方々に北方領土問題に対する意識を高めていただきます。
北方領土問題の解決が更に困難になった今だからこそ、この問題に更なる光を当て市民の意識を高めていくことが重要です。我々がその役目を担い諦めず運動を展開していくことで多くの人が自分ごととして北方領土問題に目を向け、運動の輪が広がっていくと確信します。
【事業計画】
1.例会の企画・運営(3回 4月・7月・9月)
2.事業の企画・運営(1回)
3.各種街頭キャンペーン実施(2月・8月)
4.水のコンサート&フェスティバルへの協力
拡大育成特別委員会基本方針
特別委員長 千代 渡海
黒部青年会議所が存在する目的の一つに「地域の発展や繁栄に寄与する人財の育成」とあります。この目的を果たし続けていくためにも、一人ひとりの会員が己の成長に励み、魅力ある人財になることが大切です。また、魅力ある人財が多く集う組織には自ずと人が集まり、組織力が強化されます。会員数減少が問題視されている今だからこそ、会員としての当事者意識を高め、前向きな行動ができる人財を育むことが必要です。
まずは、会員としての意識変革や個々のスキルアップを図るために日本青年会議所の公認プログラムであるJCゲームを活用した例会を開催いたします。当プログラムでは青年会議所の理解を深めると同時に役職へ挑戦していく疑似体験ができる内容です。そして、各地青年会議所の垣根を超え、さまざまな人財と交流の場を創出するために近隣3LOMでの合同例会を開催いたします。所属 LOMが異なる同志とともに活動することは必ずや刺激となり、活動意欲の向上につながります。また、事業では会員の絆を深め、ポジティブ思考への転換を目的とした会員交流会を開催いたします。この交流会では、体を動かし爽やかな汗を流しながら笑顔があふれる機会を創出いたします。また、会員拡大活動や広報活動の一環として、黒部市内で開催される祭事やイベントへの積極的な参加を行います。まち・ひとづくりを行う私たちにとって、他団体の取り組み方やその姿勢にふれあうことは新たな気づきとなる学びの場です。そして、黒部青年会議所として意欲的に行動を起こすことで組織としての認知度が向上し、それは会員拡大への大きな一歩となります。
何事にも前向きに楽しんで行動ができる人財は魅力的であり、組織にとって必要不可欠です。そんな魅力的な人財が集い、育み続けられる黒部青年会議所だからこそ、これからも地域社会により良い変化をもたらす素晴らしい組織であり続けるのだと確信いたします。
【事業計画】
1.例会の企画・運営(2回 3月、6月)
2.事業の企画・運営(1回)
3.とやまアカデミーへの参加
4.会員の拡大および育成
総務委員会基本方針
委員長 中西 克友
黒部青年会議所は、地域の皆様からの信頼や支えのもと、活動や運動を続け46年目を迎えます。諸先輩方が実施されてきた各種会議や委員会活動は、時勢にともない工夫され連綿と受け継がれ現在の組織運営に大いに役立てられています。一方でWithコロナとなり情勢が変化しています。総務委員会は、新たな試みや様々な変化に対応することで各会員の活動、組織全体の運営基盤づくりを実施し組織全体の要になることが重要です。
まず、組織運営の基盤となる定款及び諸規則を周知、是正した上で総会や理事会議をはじめとする諸会議の設営及び運営に尽力します。諸議案が審議される理事会議を滞りなく進められるよう、GoogleDriveを活用し役員や理事が常に共有をして確認し合える環境を提供し時間を無駄にしない有意義な会議を開催できるよう努めます。そして、広報面ではいかに地域の方に興味を持っていただけるか、ホームページやSNSで発信してきましたが動画配信が広く親しまれるようになった昨今においてSNSでの結果報告だけでなく各委員会の事業をYouTubeチャンネルで実施状況を配信することにより、わかりやすく魅力的に発信していきます。さらに、これまでの黒部青年会議所活動を担われたシニアの先輩方に現役会員の活動・運動を広く知っていただき、関心を寄せていただくために機関紙「渓流」を発行します。また、公益社団法人であることに相応しい透明かつ健全な財務会計やSNS等の適正な運営を実現するために、例会や事業等の予算計画、決算内容並びにコンプライアンス遵守を、厳正に審査し管理を行います。
総務委員会による黒部青年会議所の基盤を構築していくことが各種会議や委員会活動の要となり、各委員会との間を取り持つ事により会員全体のつながりが強くなります。そして、多くの会員が楽しさややりがいを体感できれば「Enjoy」できると確信します。
【事業計画】
- 基本資料の作成
- 理事長就任式及び祝賀会の企画・運営
- 総会の企画・運営(3回 2月・8月・12月)
- 例会の企画・運営(1回 11月)
- ホームページ、SNS、You Tubeチャンネルの運営管理
- 「渓流」発行(1回 10月)
- 財政管理及びコンプライアンス管理
- 諸会議の設営・運営